こんにちは!
ギタリストの清原ヒロフミです。
前回はZOOMでのオンラインレッスン、受講者側の手順ややり方について解説いたしました。
今回は講師側、オンラインレッスンを始めたい人に向けての記事となります。
僕自身やってみてところどころややこしいところが結構あったのでシェアさせていただきます。
今回は【講師の方向け】の記事となっております。
それでは見てください。

今回の内容。
・ZOOMとは?
・必要なソフト
・オンラインレッスンに必要な設定
・手順の解説。
・譜面の共有方法。
・必要な機材。
まず、説明に入る前にざっくりとオンラインレッスンを始めるための手順を解説します。
1.zoomをダウンロード
2.soundflower,ladiomcastをダウンロード
3.各種機器の接続、設定
4.zoom側の設定
5.生徒さんに招待メールを送る。
6.レッスン開始。
と言った流れになります。
それでは記事に戻ります。
目次
ZOOM(ズーム)とは?
ZOOM(ズーム)は無料のインターネット通話サービスです。スカイプなどが類似のサービスになりすね。
カメラを用いての通話なのでお互いの顔を見ながら通話することが可能です。パソコン、タブレット、スマホ、などネット環境があれば誰でも簡単に使うことができます。大人数でのテレビ会議向けに設計されていて、スカイプよりも、画質が良く、軽いのが特徴です。設定もスカイプより簡単です。
背景なども合成することが出来るので、部屋を急いで片付けたりしなくても大丈夫です。笑
必要なソフト。
まずはZOOM(ズーム)をダウンロードしましょう。
下記リンクでダウンロードできない方はzoomと検索すればダウンロードできます。
https://zoom.us/client/latest/Zoom.pkg
次にsound flowerとLadioCastです。
ちなみにこの2つのソフトは、ライン入力を使う方(外付けマイク等)、オケ音源を流しながらレッスンする方、以外は必要のない手順です。
これがなにか説明します。
soundflower
soundflowerはPC内の音源をZOOMに出力するためのものです。
PCから流れる音は通常、【出力】して出るものなのですが、これがあると【入力】とすることができます。
例えばオケを流しながらレッスンしたいときにこのソフトが必要になります。
https://github.com/mattingalls/Soundflower/releases
LadioCast
これはPC内に仮想ミキサーを作るためのソフトです。もともとはインターネット配信用のソフトらしいです。
ZOOM上に音を送る前にこちらで良いバランスに調整してから送るためのものです。
https://apps.apple.com/jp/app/ladiocast/id411213048?mt=12
各種設定。
PCの設定。
お持ちのパソコンのサウンド設定を、
入力soundflower 2ch
出力soundflower 64ch とします。
LadioCast
例ですが、
入力1オーディオインターフェース
入力2soundflower 2ch
出力1soundflower 64ch
出力2 オーディオインターフェース
としましょう。
In2 out1デフォルトが小さめなので最大音量にしておきましょう。
ZOOMのオーディオ設定。
ZOOMの設定画面を開き、オーディオ設定をしていきます。
Zoomミーティングアプリは、デフォルトは画面共有時しか 音楽を流すことができません。
ですが、soundflowerを使えば大丈夫です。
設定は上記のようにしましょう。
また詳細設定もお忘れなく。
設定下部の詳細ボタンを押し、次のように設定します。
ミーティング画面設定。
オリジナルサウンドがオンになっていますので(オリジナルサウンドをオフにすると書いてあります。)
デバイス設定を Soundflower(64ch)に設定しましょう。
以上の手順で設定は完了です。
最初はLadioCastにちゃんと出力されない、とか入力信号だけ来ないとか色々トラブルがあるかと思いますが、落ち着いて、一からやり直せば大丈夫です。
ここからはオンラインレッスンするにあたり、必要なもの、あったら便利なものについて書いていきます。
iPadやiPhoneによる譜面の共有。
無線によるiPhone、iPad上の譜面の共有方法について書いていきます。
特に線などは必要ありません。
1 配信画面下の画面共有を押す。
2 ipad/iphoneを選択
3 端末のミラーリングをon
これでiPhone/iPadの画面を表示出来ます。
あとは開きたい譜面を開くだけです。
必要な機材。
オーディオインターフェース。
これは絶対あったほうがいいです。
こちら側の入力を一つにまとめられるし、ボリューム調整なども楽に行うことが出来ます。
それほど高価なものではなくとも持っておくと便利です。
ヘッドホン
モニターするために必要です。
なるべく高音質なほうがレッスンに臨場感が出ます。
また、伝えたいことがより伝わります。
マイク
端末のマイクだと音質に不安があるという方は買った方がいいでしょう。
また、オーディオインターフェースを使う方はマイクがあるほうが出力をまとめたり音量のバランスがとりやすいのでオススメです。
ウェブカメラ
だいたいのPCにはカメラは内蔵されていますが、お使いのPCによっては内蔵されていない場合がございます。
その場合は外付けのカメラを買うことでZOOMをご利用いただけます。
今後配信や録画にも利用できるので買っておいて損はないでしょう。
全部が揃うセットがリーズナブルでお得です。
以上が、ZOOMでオンラインレッスンするための手順、やり方、必要なものでした。
設定は結構難しく根気がいりますが、音環境などは思ったより悪くないので慣れてしまえば対面レッスンと同様のクオリティでできるかもしれないし、さらにはオンラインレッスンだから出来ることなども発見できるでしょう。
この機会にぜひ始めてみましょう。
