こんにちは。
ギタリストの清原ヒロフミです。
今日はかなり個性的な練習をご紹介したいと思います。
前回の記事でJulian Lage(ジュリアン・レージ)も似たような練習方法を紹介してましたので、合わせてお読みください。

名前を聞く限り、普通の練習ではないということが想像できるかと思います。
スキャットというのは即興で奏でることです。
無調なので、調性がない、ということなのですが…。
ご説明していきますね。
・指板上の音を覚えられる
・自在にフレーズを生み出せる
・出癖からの脱却
・予期せず出た音を楽しめるようになる。
無調スキャットとは。
無調スキャットとは、先ほども紹介しましたが、調性のないスキャットです。
つまり、無作為にギターを弾いていくということです。
調性がないので、どの音を弾いてもいいのですが、やってみたらわかるのですが、制約がないというのはとても難しいです。
練習方法を紹介します。
無調スキャットの練習方法。
第一段階
まず、クリックを鳴らします。
BPMは70。弾く音符は8分音符です。
後は指板上の音をとにかく適当に弾いていきます。
音が出たら、その音に任せて続きを考えて…。
なるべく手癖で弾かない方がいいです。
フィンガリング的に面白い形を試してみるとか、同じカタチのまま平行移動させてみたりだとか、無調なので好き放題です。
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第二段階
次は弾いている音を声出しながら歌ってみます。
声とギターのユニゾンです。
適当に弾きながらも、次の音を予測している。
そのような状態です。
これができるようになると、指板上の音や、音の跳躍がだいぶ理解出来る様になっていると思います。
無調スキャットを発展させよう。
今度は先ほどの練習に制約を持たせていきます。
まずは調性を決めます。
ここで無調ではなくなりますwww
そして、スケールを決めます。
後は指板上のスケールの音を無作為に弾いていきます。
とにかく色々なパターンを弾きましょう。
6弦を弾いたかと思えば、1弦を弾くなど。
通常の羅列するだけのスケール練習より実践的だと思います。
羅列する練習をしていると、実際の演奏でもそのような演奏になりがちです。
ポジションをボックスで弾いていくよりも、縦横とシームレースに弾いていくことを意識しましょう。
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いかがでしたか?
この無調スキャットは、ジョー・サトリアーニ氏も推奨している練習方法です。
楽器を弾くこと、音を出す楽しさを改めて実感させてくれます。
普段の練習がマンネリ化してきた人は取り入れてみてもいいかもしれませんね。
ところで、ジョー・サトリアーニ氏のこの教本知ってる人いますか??
個人的に伝説的な本です。