こんにちは。
ギタリストの清原ヒロフミです。
現代の音楽シーンでは、宅録、個人での配信が一般的になりつつ、それに伴いオーディオインターフェースの必要性が高まりました。
少し前まではオーディオインターフェースは玄人向けで少し値段も高く、誰しもが買うものではなかったのですが、
最近ではメーカーもこぞって安くて良いものを作り始めました。
今回はオーディオインターフェースを初めて買う人に向けてオススメを価格帯別にご紹介したいと思います。
比較的買いやすい3万円までのものに絞ってご紹介します。
・オーディオインターフェースを買いたいが何を買って良いかわからない。
・オーディオインターフェースを初めて買う。
・持ち運びが出来るオーディオインターフェースが欲しい。
目次
オーディオインターフェースの選び方。
オーディオインターフェースを選ぶ際、
ざっくりと性能と用途で選べばいいと思います。
オーディオインターフェースの性能で大事なのは
・音質
・入出力端子の数と形状
・付属DAW
・対応OS
です。
用途に見合った性能があるものを選べばいいと思います。
値段が安いからと選んでしまっては、後で結局買い直さないといけなかったりする場合があるので、この辺を頭に入れておいてくださいね。
オーディオインターフェースを選ぶポイント
音質。
オーディオインターフェースは録音に使うものなので、音質は大事です。
実際どのように音質を把握するかというと、
対応サンプリングレートとビット数を見ます。
本当にざっくりした説明ですが、
この二つの数字は大きければいいです。
サンプリングレートはkHzで表記されます。
高ければ高いほど、高い周波数の音を録音することができます。
つまり情報量の多い、密度の高い音を録音できます。
最終的には44.1kHzまで圧縮され音源になりますが、情報量が多い音を圧縮したものと、もともと44.1kHzの音では仕上がりに差が生まれます。
なので、宅録で使う場合は
最低でも48kHz
プロの現場だと96kHzでの録音を求められることもありますので、余裕をもって録音できるものを選ぶことをオススメします。
ビット数は16bit、24bitなどと表記されてます。
これは音の解像度です。
こちらも大きい方がいいと覚えておけば間違いないです。
入出力端子の数と形状
楽器を挿し込む入力端子(=ジャック)は大きく分けて、以下の3種類があります。
・標準フォン端子・・・ギターやベースのケーブルを挿す端子。
・キャノン端子・・・マイクケーブルを挿す端子
・コンボジャック・・・標準フォンとキャノン、どちらでもさせる端子。
端子が多ければいいというわけではありません。
ギターやベースは出力が大きいため、そのままではノイズまみれになってしまいます。
それをコントロールするためのHi-z、インストゥルメンタルボタンなどがついてる必要があります。
またマイクもコンデンサーマイクを使う場合は
ファンタム電源を送る必要があります。
48Vというボタンがあるものを選びます。
付属DAW
オーディオインターフェースはDAWソフトが付いているので、購入後基本的にすぐ宅録が可能です。
なので、どのDAWを使いたいかでオーディオインターフェースを選んでしまうのもいいかと思います。
対応OS
オーディオインターフェースは
ごく稀にMac専用、だとか、Windows専用などとなっている場合があります。
せっかく買ったのに使えないなんてことがないようにチェックが必要です。
接続タイプも機種によって異なるので注意してください。
USB接続のものを選んでおけば間違いないです。
予算別オーディオインターフェース紹介。
1万円以下のオススメオーディオインターフェース。
ベリンガー 2入力2出力 USBオーディオインターフェース ブラック 1-Channel UM2 U-PHORIA
こちらは価格が5千円台と激安です。
入力数は1。
コンボジャックファンタム電源搭載です。
ボーカルの人が歌録りをするだけに使うのにはいいかもしれませんね。
ただし、入力が一なので、弾き語りを録音する場合は少し不便ですね。
TASCAM マイク ギターインターフェース iPad iPhone iPod touch用 iXZ
このオーディオインターフェースはなんと4千円以下で手に入ります。
出力がミニプラグとなっており、iPhoneなどと接続ができます。
iPhoneやiPadなどで、サクッとライン録りしたい人にオススメです。
【セット買い】IK Multimedia iRig 2 ギター/ベース用モバイル・インターフェース【国内正規品】 & VOX ヴォックス ケーブル ギターシールド 長さ3m S/Lジャックタイプ VGS-30
IK Multimedia社のiRig2です。
iPhone用オーディオインターフェースの先駆けです。
値段も安いので、お試しにどうぞ。
ちなみに、iPhone内のアンプシュミレーターアプリ(別販売)もかなり進化しており、ヘッドホンアンプとして、練習も役立ちます。
Line 6 モバイルオーディオインターフェース iOS用 SONIC PORT
こちらスタジオなどによく置いてあるオーディオインターフェース。
簡易的ながらも24bit、48kHzでの録音が可能。
こちらもスマホと接続が可能です。
EDIROL USB Audio/MIDI Interface UA-25
1万円以下の中では群を抜いて堅牢な作りのオーディオインターフェース。
入力はコンボジャック2つ、ファンタム、Hi-z対応。
スペックは申し分ないのですが、
録音が44.1kHz、16bitのみ対応なので、
録音仕事には使いにくいです。
自身で完結させる場合は問題ないです。
2万円以下のオススメオーディオインターフェース。
Steinberg スタインバーグ USB2.0 24bit/192kHz オーディオインターフェース UR12
スタインバーグ社のオーディオインターフェースは初心者から上級者まで使うことができます。
このモデルは、コンボジャックでなく、フォン端子、キャノン端子一つずつなので、多少融通は効かないが、だいたいのことは出来るかと思います。
ベリンガー2入力4出力 USBオーディオインターフェース UMC204HD U-PHORIA
コンボジャックを二つ搭載。
24bit、192kHzまでの録音が可能。
Focusrite フォーカスライト オーディオインターフェイス 2イン/2アウト 24bit/192kHz Scarlett 2i2 (3rd Gen)
赤い筐体が特徴的なFocusrite フォーカスライトのオーディオインターフェース。
24bit、192kHzの録音が可能。
標準的な機能のオーディオインターフェースです。
幅広く使うことができます。
Line 6 マイク内蔵オーディオ・インターフェース Sonic Port VX 【国内正規流通品】
先程紹介したSonic Portにマイク内蔵されたものです。
こちらはpcにも接続できます。
ZOOM ズーム ハンディオーディオインターフェイスU-24 専用ホルダーセット
こちらは1万円ちょっとほどで買えるオーディオインターフェース。
値段の割にとても優秀です。
操作性抜群。
また、電池駆動可能なので
持ち運びも楽です。
3万円以下のオススメオーディオインターフェース。
YAMAHA AG03/06録音セット 動画配信 (高音質マイク ホワイト)
こちらは通常のオーディオインターフェース機能に加え、ループパック機能を備えており、配信サービスにも使えます。
現在人気のため価格が高騰しておりますが、一台持っておくととても便利です。
ぼくはAG06を愛用していますが、録り音がとてもクリアです。
ループバック機能を使えば、オケ音源を流しながらの配信も可能で、とてもハイクオリティな配信ができます。
Steinberg UR22 MKII USBオーディオインターフェイス
こちらのオーディオインターフェースもぼくは愛用しています。
一般的な機能は全て搭載しております。
標準的なモデル。
迷ったらこれ。
NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ/KOMPLETE AUDIO 6 MK2
プラグイン KOPLETEを販売しているネイティブインストゥルメンタル社のオーディオインターフェースです。
6in6outという豊富な入出力。
そして、筐体がカッコいいです。
このクオリティで2万円代は正直驚きです。
まとめ。
以上が価格帯別オススメのオーディオインターフェースでした。
個人的にオススメはAG03/06シリーズですかね。
これから配信もしたいなって考えてる人は、新たに買い直すのも大変なので、拡張性も考えてAGシリーズを選びましょう。
オンラインレッスンにも役立つ。
オーディオインターフェースがあれば、オンラインレッスンで出来ることが増えます。
配信するならAGシリーズ
AGシリーズの使い方はこちら。
スマホでライン録音。
オーディオインターフェースを使えば、スマホで高音質ライン録音が可能です。